家具を組み立てられる男性って格好いいのです
父親の仕事の関係で「日曜大工」が得意な男性がいました。実家にはちょっとした「日曜大工スペース」があり、思春期のときから彼はそこで技術を人知れず身につけていたのでした。しかし、高校生のとき気づいたのです。「俺、何やってんだろ。こんな実家の片隅に引きこもっていたって、モテるわけないじゃないか!」そんなことを悟ったのでした。それから、彼は日曜大工のことを見捨ててギターを始めたり、サッカーを始めたり「モテるため」の生き方を選択していくようになったのです。しかし、学生時代も終わり、社会人となった今、改めて思ったのです。「サッカーができるより、ギターが早弾きできるより日曜大工のほうがモテるんじゃないか?」そのことに気づいたのです。キッカケは女友達にこんな依頼をされたことでした。「ちょっとさ、本棚を買ったんだけどうまく組み立てられなくて、ちょっと手伝って」この依頼は彼にとって衝撃的でした。「それって手作りじゃないんでしょ? 市販のでしょ?」彼は思わず確認してしまいました。「え!? 市販のあんな優しい本棚を女性というのは組み立てられないのか!」彼はもちろん女友達の家に行って、本棚を作ってあげました。所要時間は五分。「すごーい! この本棚を設計したのってあなたじゃないよね?」彼はさらにこんなことを言いました。「でもさ、この市販の本棚だとピッタリサイズが合うわけじゃないからデッドスペースができちゃうな。手作りで作ってやろうか?」こうして彼のモテ人生は始まったのです。「悪いんだけど、この本棚を見ていいなぁっていう女の子がいてさ。時間あるときでいいんで、また作ってもらってもいい?」女性の家に行って、手作り家具を作るだけのことでしたが、女性と仲良くなれるのには変わりありません。「あんなに役に立たないと思っていたことが今はこんなに役に立つなんて」こんな素晴らしい事実を毎日噛みしめている彼なのでした。今ではベッドの制作までやっているんだとか。ちょっとやりすぎです。